斉藤鉄夫国土交通相は23日の記者会見で、道路舗装大手のNIPPO(東京)が契約に反し再生材料を補修工事などに使った問題について「品質確認の試験を求め、他にも契約と異なる施工がないか調査、報告するよう依頼した」と述べた。

 斉藤氏は、舗装工事での再生材料の利用は珍しくないとし「安全性に直ちに問題があるわけではないと考えている」と説明。一方、大型車の交通量が多い道路では、新品に比べ「早期に劣化するなど長期的な耐久性の面で劣る」とも語った。

 NIPPOは20日、国交省や高速道路会社が発注した工事21件で新品ではなく再生材料を含んだアスファルトを使用していたと発表。耐久性などを調べている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。