公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2日、2024年4~6月期の運用損益が8兆9732億円の黒字だったと発表した。円安進行を背景に、海外の株式や債券による運用益が伸びた。

黒字は3四半期連続で、収益率は3.65%だった。保有資産別の損益額では、外国株式が米国の半導体関連株の上昇や円安による押し上げ効果で6兆658億円の黒字となった。外国債券は長期金利の上昇(債券価格は下落)で落ち込んだ分を円安進行によって補い、3兆3035億円の黒字を確保した。国内株式は株価の堅調を受け、1兆925億円の黒字だった。

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