朝日新聞社は2日の西部本社版の朝刊1面でことし10月1日から福岡県で夕刊の発行を休止すると発表しました。
また、山口県と静岡県でも同じ日から夕刊の発行を休止するということです。
理由については、新聞用紙などの原材料の高騰や、輸送コストの上昇に加え、朝刊だけの購読希望者やデジタルサービスの利用者が増えていることをあげています。
これで、九州各県すべてで朝日新聞の夕刊が休止されることになります。
会社によりますと、夕刊の発行部数は1976年10月のピーク時には福岡県でおよそ22万部、山口県でおよそ2万8000部でしたが、直近では両県で合わせておよそ2万3000部になっていたということです。
朝日新聞社では、ことし4月から北海道でも夕刊を休止しています。
会社は「夕刊を楽しみにしていただいてきたお客様には大変申し訳ございません。朝刊とデジタルで引き続き、福岡県を含め、全国津々浦々の地域ニュースから海外のニュースまで幅広くお届けしていきます」とコメントしています。
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