大麻を所持していたなどとして、大阪府警が大阪府和泉市の男子高校生(17)と当時中学生だった少年ら計7人を大麻取締法違反容疑で逮捕、書類送検していたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。一部の少年は男子高校生から大麻を購入し、SNSを通じて密売していたとみられる。

中高生など若年層の大麻乱用は全国で深刻化している。捜査関係者によると、摘発された少年らのうち1人は大麻を中学校の敷地内に隠していた。府警が別の販売ルートや広がりを調べている。

捜査関係者によると、7人は和泉市内の中学校2校の卒業生。昨年9月、教員が中学校の敷地内で大麻草を見つけて府警に相談した。府警が調べたところ、卒業生の男子高校生が、同校の中学生に大麻を譲り渡していた疑いが浮上した。

少年らは府警に「先輩から大麻を預かり、誰かに売る目的で所持していた」と説明。学校の敷地内に大麻を隠していた少年は、家族に見つからないよう、自宅ではなく学校で保管していたと話しているという。

「自宅で大麻を見つけた」などの相談があり、府警は昨年9月以降、少年らを相次いで逮捕。供述から男子高校生を特定し、今年5月に大麻取締法違反の疑いで男子高校生を逮捕した。高校生は、コカインの所持や覚醒剤の譲り渡し容疑などで再逮捕された。〔共同〕

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