政府は23日、東京電力福島第1原発事故に伴う「特定帰還居住区域」を福島県双葉町で約50ヘクタールから約530ヘクタールに拡大した。3月8日時点で帰還の意向を持つ町内168世帯の宅地を中心に道路や農地などを収めた。除染を進め、避難指示の解除を目指す。住民の意向を受け、町が国に区域変更を申請していた。  特定帰還居住区域は、昨年の関連法改正で創設。原則立ち入り禁止としている帰還困難区域のうち、避難指示を解除した「特定復興再生拠点区域(復興拠点)」のほかにも住民が戻れるようにするため、除染やインフラ整備をする対象となる。  双葉町のほか、福島県の大熊、富岡、浪江3町に設けている。


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