北海道当別町で、親が育てられない乳幼児を受け入れる自称「赤ちゃんポスト」を運営する坂本志麻さん(49)が、奈良市にも同様の施設を開設したことが1日、取材で分かった。坂本さんによると事前予約制で、匿名での受け入れも実施するという。道内3カ所と浜松市に続いて5カ所目。  施設は「こどもSOS関西」。障害のある子どもを養子として育てるなどの活動をしている奈良市の元牧師松原宏樹さん(56)の施設「小さな命の帰る家」内に設置された。松原さんは「まずは養育に悩む人の相談に乗り、危機的な状況であれば受け入れの対応をする」と話している。奈良市の担当者は「現時点でコメントできない」としている。


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