京都の花街で1日午前、芸舞妓(げいまいこ)が芸事の師匠やお茶屋に感謝の思いを伝える伝統行事「八朔(はっさく)」があった。黒紋付きで正装した芸舞妓らが京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代さんの稽古場(京都市東山区)などを訪れ「おめでとうさんどす」と笑顔であいさつを交わしていた。

 八朔は旧暦の8月1日(八月朔日(ついたち))を指す。かつて農家が豊作を願って世話になっている人にお礼や贈り物をした習わしにちなんで、花街では新暦のこの日にあいさつ回りをしている。(西崎啓太朗)

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