居酒屋でアルバイトとして働くソフィア・ユルチェンコさん(中央)ら=31日午後、福岡県筑紫野市

 福岡県筑紫野市の居酒屋で8月から、ロシアの侵攻を受けるウクライナから避難した大学生が監修した伝統料理の提供が始まる。メニューの監修に関わった日本経済大(同県太宰府市)に在籍するソフィア・ユルチェンコさん(21)は「料理を食べることで、戦争が続いていることを忘れないでほしい」と話した。

 居酒屋は「二日市食堂ともすけ」。当面は果物を煮込んで作る飲み物とピロシキのセットを680円で提供。今後はキーウ風カツレツなどをメニューに加える方針。店ではウクライナの学生がアルバイトとして働く。

 居酒屋に食材を提供している福岡市の食品会社が、インターンシップで学生を受け入れたのがきっかけで実現した。

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