自動車の大量生産に必要な「型式指定」の認証不正があったトヨタ自動車に対し、国土交通省は31日、新たに7車種で不正が見つかったなどとして、道路運送車両法に基づく是正命令を出した。同社への是正命令は初めてで、違反を是正し、抜本的な再発防止策を講じるよう求めた。
31日午後、国交省の鶴田浩久物流・自動車局長が、同省を訪れたトヨタ自動車の佐藤恒治社長に是正命令書を手渡した。
認証不正を巡り、トヨタは6月3日の中間報告で過去モデルの「クラウン」や「シエンタ」を含む7車種の衝突試験などで不正があったと発表。今月5日には、内部調査を終えて新たな不正は見つからなかったと国交省に報告していた。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
