エクソソームは細胞から分泌されるごく小さなカプセル状の粒子で、組織の再生などとの関連が研究されていて、自由診療のクリニックなどで使用されるケースが出てきています。
このエクソソームを含む製品について厚生労働省は31日、全国の自治体に事務連絡を出しました。
この中では、エクソソームを含む製品が試薬と称して医療機関向けに販売されている事例があるとし、こうした製品は医薬品としての承認を受けておらず、病気の治療などに使う際の有効性、安全性は確認されていないと指摘しました。
そして、エクソソーム製品を業者が医療機関に販売する際に、病気の治療や予防に使うことができるとしている場合や、治療の研究が盛んに行われているなどと説明してあたかも治療ができるように誤解させている場合などは無承認で無許可の医薬品にあたるとして自治体に対し、指導や取締りを徹底するよう求めました。
また、あわせて関係する医療機関に対してもエクソソームを使った医療を行う場合は、医師や歯科医師の責任で安全性に注意するよう呼びかけました。
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