今月28日、柳川市の農地で、大分県日田市から佐賀空港に向かっていた民間のヘリコプターが墜落し2人が死亡しました。

この事故で、福岡県警察本部が佐賀市にあるヘリコプターの運航会社「エス・ジー・シー佐賀航空」を30日業務上過失致死の疑いで捜索したことが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は押収した資料を分析するなどして、過失があったかどうかも含めて事故の原因を詳しく捜査することにしています。

捜索を受けたことについて「エス・ジー・シー佐賀航空」は「事故の原因解明に向けて捜査には全面的に協力していきます」とコメントしています。

会社によりますと、墜落した機体は今月18日に法律に基づく「耐空証明」を更新するための年に1度の検査を受けていたほか、始業前に毎回行っている目視による外観の点検とエンジンの試運転で機体に異常は報告されていなかったということです。

国の運輸安全委員会は機体の残骸の発見状況などから事故機は飛行中に上空で機体後部が分離したと推定されることを明らかにしていて、詳しく調査を進めています。

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