兵庫県庁

 兵庫県は31日、県の主要施策を担当し斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題の対応もしていた小橋浩一理事を降格させ、総務部付の部長級とする人事を発表した。体調不良を理由に本人が降格を申し出たという。一連の問題の責任を取り同日辞職する片山安孝副知事に続き、知事側近が中枢を離れることで県政停滞に拍車がかかりそうだ。

 県によると小橋氏は総務部長などを歴任し、4月に部長職より上級の理事に就任。斎藤氏肝いりの若者支援施策の取りまとめなどを担当した。今月下旬から休んでおり、24日に「現在の県政を取り巻く状況で職務を遂行することが心身共に厳しい」として降格を申し出た。人事は8月1日付。

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