松山市は30日、12日に発生した土砂崩れに伴い休止していた松山城の営業を、31日から再開すると発表した。再開の対象は山頂にある天守のほか、ロープウエーとリフト、駐車場。天守への四つの登り道も通行できる。  市観光・国際交流課によると、土砂崩れの影響を受けた排水管と電気設備の移設工事が完了し、本丸のトイレを復旧した。またボーリング調査の結果、石垣のある地盤に崩落の前兆は見られず、安全性を確認した。  一方で、土砂崩れの発生場所に通じる道路と、天守東側の広場は立ち入り禁止とする。広場の石垣には地盤傾斜計を設置し、24時間態勢で地盤の動きを監視する。


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