香川県広域水道企業団は29日、観音寺市の茂木浄水場の水源の一つで、国の飲料水の暫定目標値を超える値のPFAS(有機フッ素化合物)が検出されたと発表した。PFASは健康への影響が懸念されており、企業団はこの水源からの取水を停止した。

 国はPFASの代表的な物質であるPFOSとPFOAの合計で、1リットルあたり50ナノグラムを飲料水の暫定目標値に設定している。企業団が今月に複数回した検査で、最大で目標値の1.5倍のPFASが検出されたという。

 県は今後、浄水場のそばを流れる財田川の水質を調べるなどして、原因特定に向けた調査を進める。(山田健悟)

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