記録的大雨に見舞われ、多くの住宅が浸水被害に遭った山形・秋田両県で30日、家屋の片付けや泥のかき出しなどを手伝う災害ボランティアが活動を開始した。両県によると、全半壊や床上・床下浸水を含む住宅被害は29日時点で山形766棟、秋田198棟。自治体調査が進めばさらに被害が増える可能性もある。住民の生活再建が課題だ。

 山形県酒田市には県内外からボランティア約30人が集まった。暑さ対策など活動上の注意点を話し合った後、グループに分かれ、被害が大きい地区の住宅へ向かった。東京都板橋区の会社員横山頼太郎さん(32)は「仕事の関係で酒田市の人たちと付き合いがあり、恩返しがしたい」と話した。

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