NTTデータグループによりますと、パリオリンピックが開幕した7月24日ごろから、開会式や競技のライブ配信をうたう偽サイトが相次いでいて、中には日本語のサイトも複数見つかっています。

サイトには、試合の画像とともにライブ配信が無料で視聴できるなどと記載され、再生ボタンを押すと、「アカウントの作成が必要」として、クレジットカード情報などを求められますが、入力しても視聴はできないということです。

こうしたサイトは、SNSの投稿などから誘導されていて、日本時間の29日に行われたサッカーなでしこジャパンのブラジル戦の前後では、旧ツイッターのXで生放送が見られるとうたう、リンクつきの投稿が見られました。

同様のフィッシングサイトは、過去の大会でも数多く見つかっていて、2021年の東京オリンピックの時も、警察などが注意を呼びかけています。

サイバーセキュリティーに詳しいNTTデータグループの新井悠さんは「競技が話題になる時間帯を狙って偽サイトへ誘導する投稿が紛れ込んでいて、気軽に開いてしまうおそれがある。『無料で見られる』というキーワードには警戒してほしい」と話しています。

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