延焼した国の重要文化財「中家住宅」の主屋=29日午後4時55分、奈良県安堵町(共同通信社ヘリから)

 29日午後1時20分ごろ、奈良県安堵町で枯れ草を燃やしていた女性から建物に火が燃え移ったと110番があった。県文化財課によると、隣接する国の重要文化財「中家住宅」の主屋のかやぶき屋根に延焼した。

 中家住宅は江戸時代初期の建物を含み、二重の堀に囲まれた主屋や表門、米蔵や持仏堂などが重要文化財になっている。主屋は1968年に指定された。

 現場はJR関西線法隆寺駅から東に約2.5キロ離れた住宅街。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。