「千葉科学大学」は、銚子市が90億円近くをかけて20年前に誘致し、岡山県に本部がある学校法人「加計学園」が設置していますが、長く定員割れの状態が続き、学園側は公立大学への移行を要望しています。

市が設置した有識者などによる委員会は移行が可能かどうか検討を進めていて、28日の会合で、来月にも市に提出する答申の素案を取りまとめました。

この中では、市民の間で大学の存続を望む声が強いとした上で「加計学園」が運営を続けられないのであればまずは別の学校法人への譲渡を模索すべきで、公立大学への移行は最終的な選択肢と位置づけています。

そして、現在3学部・6学科ある大学の規模は大きすぎるとして、移行する場合は看護学部と危機管理学部の2学部・2学科までスリム化することなどが必要だとしています。

会合のあと越川信一市長は「公立大学に移行した場合は持続可能な運営が欠かせないので、答申を受けたあと、リスクと経済効果をきちんと検証していきたい」と述べました。

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