訓練は港区の新橋駅周辺の地下街で行われ、夏休み中の小学生と保護者ら24人が参加しました。

はじめに都の職員が、大雨が降ると大量の水が地下に一気に流れ込むなどして大変危険な状態になることなどを説明しました。

そのあと子どもたちはタブレットを使って地下街が浸水するとどうなるかや、階段を水が流れ落ちる様子などを疑似体験したほか、水を止める土のうを持って重さを確かめました。

また、実際に地下に浸水した際に建物の中で高い場所に避難する「垂直避難」を体験し、駅員などが誘導する中で落ち着いた様子で安全な2階にあるゆりかもめの駅まで階段を歩いて避難しました。

新宿区から来た小学生の男の子は「足が疲れたけど、意外とすぐに高いところに行けました」と話していました。

東京都都市整備局の北浦健施設計画担当課長は「都内の子どもたちは水害をほとんど経験していないので、こうした訓練を生かしてほしい」と話していました。

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