兵庫県立こども病院は25日、昨年5月に実施した神戸市の未就学男児に対する心臓病手術で、心臓内に入り込んだ空気が脳に排出されて高度脳障害の後遺症が生じたと発表した。歩行や発語が困難になり、通院してリハビリ中という。
病院によると、人工血管を使って肺動脈と静脈をつなぐ手術で、心臓に穴を開ける方法で行われた。心臓内に入った空気が通常の血管を通じて脳に排出され、脳障害を引き起こしたとみられる。男児は手術後、けいれん発作が約6時間続いた。
飯島一誠院長は神戸市内で開いた記者会見で謝罪し「再発防止策をしっかり実施したい」と述べた。手術手順を見直す。
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