ヒグマの保護・管理計画を巡り、北海道は24日までに、推定生息数(中央値)を7980頭に抑制する案を専門家による検討会に示した。クマ被害が社会問題化していなかった1990年代後半~2010年ごろの水準で、昨年の推定頭数より約3割少ない。雌クマの駆除を強化するとしているが、目標時期などの具体的内容は今後議論する。
北海道立総合研究機構によると、2023年末時点の推定頭数は速報ベースで、22年末より500頭ほど少ない1万1690頭。道内では、個体数の激減により冬眠明けのクマを捕獲する「春グマ駆除制度」が1990年に廃止された。その後、昨年の大量捕獲で減少に転じた可能性がある。
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