堀井学衆院議員(52)=自民離党、比例北海道=側が、地元・北海道9区内の有権者に香典を提供したとされる公選法違反事件で、持参する秘書の名前を香典に記してはどうかと事務所内で提案されたのに対し、堀井氏が自分の名を記すよう指示した疑いがあることが23日、関係者への取材で分かった。堀井氏が違法性を懸念する秘書らを「大丈夫だから安心して持っていきなさい」とLINE(ライン)で説得していたとみられることも判明した。  東京地検特捜部の任意の事情聴取に堀井氏は違法性を認識しながら秘書らに指示したと供述。特捜部は公選法違反容疑で東京・永田町の堀井氏の議員会館事務所や、北海道登別市の自宅などを家宅捜索しており、堀井氏の立件に向け捜査を進めている。  香典額は少なくとも数十万円に上るとみられ、故人の枕元に飾る枕花を送った疑いも出ている。  有権者に対する違法な寄付は公選法などの規定で時効は3年とされており、特捜部は2022年ごろを集中的に捜査しているとみられる。


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