水中花として知られるバイカモの花が、福井県越前市の治左(じさ)川で見頃を迎えている。清流の流れに涼しげに揺れる白くかれんな花が、厳しい暑さの中、道行く人たちへ涼感を漂わせている。

 バイカモは清流でのみ生育するとされている。1年を通して15度前後の湧水(ゆうすい)が流れる治左川では、約300メートルの長さにバイカモが自生している。湧き水は地元住民らの生活用水としても利用されており、空のタンクやペットボトルを手に水をくみに来る人たちも訪れている。

 見頃は8月末まで続く見込み。(金居達朗)

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