22日午前10時5分ごろ、奈良県下北山村前鬼を通る国道169号の前鬼橋の下で、大阪市浪速区の男性(52)と女児(5)の遺体を巡回中の奈良県警吉野署員が見つけた。署によると、男性と女児は親子とみられ、現場の状況などから男性が無理心中を図った可能性があるとみて、2人の死因などを詳しく調べる。
県警によると、男性は橋の下のダム湖に浮かんでおり、女児は橋脚の土台に倒れていた。2人とも目立った外傷はないという。男性が乗ってきたとみられるレンタカーも近くで発見された。
大阪府警などによると、21日午後1時過ぎ、男性から大阪市のこども相談センター(児童相談所)に電話があり、「子供を預かってほしい」「自殺したい」などと話したという。男性は同日夕、奈良県内に住む両親にも直接会い、同様の相談をしていたという。センターから連絡を受けた大阪府警が奈良県警とともに行方をさがしていた。(仙道洸、宮坂知樹)
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