勤務先から約1億4000万円を横領したとして、警視庁捜査2課は22日、業務上横領の疑いで、自動車部品製造販売会社「三協」(東京都江戸川区)の元経理担当課長で住居不定無職の中沢祥基(よしもと)容疑者(50)を再逮捕したと発表した。

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 再逮捕容疑では、2011年9月~13年1月、同社の銀行口座から宝飾品販売会社の銀行口座に15回にわたって計約1億4000万円を振り込んで横領したとされる。捜査2課の調べに黙秘しているという。  同課によると、振り込みは高級腕時計や宝飾品の購入代金だった。架空の伝票を作成し、帳簿を改ざんするなどして、正当な振り込みを偽装していたという。  中沢容疑者は09年6月~14年1月に同社から計24億5000万円を横領した疑いがあるといい、発覚した14年1月に台湾に出国。警視庁が指名手配していた。現地当局にマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで逮捕・起訴され、懲役3年8カ月の実刑判決を受けて服役した後、今年6月に帰国して警視庁に逮捕された。


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