「避難所体験会」と名付けられたこのイベントは、地元の子ども会が企画したもので、名古屋市千種区の若水中学校の体育館には、夏休みに入ったばかりの小学生の子どもたちと、その保護者などおよそ35人が集まりました。
参加者はまず、名古屋市が各避難所に配備している物資を備蓄倉庫から取り出し、互いに協力し合いながらテレビを設置したり、Wi-Fiを接続したりしていました。
その後、災害用の仮設トイレの組み立てや、断水が発生した場合を想定してポンプでくみ上げたプールの水でトイレを流す作業を体験していました。
参加した小学4年生の女の子は「ふだん家で過ごしていても、大きな地震が起きた時にどうやってトイレを設置したらいいのかや、どれくらいの大きさの避難所なのかなどがわからないので、きょう自分の体で実感できてよかったです」と、話していました。
また、女の子の父親は「妻が危機感を持って備蓄をしてくれているが、それでも足りないことがきょうの体験でわかったので、今後は簡易トイレを中心に増やしていきたいです」と、話していました。
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