2005年の尼崎JR脱線事故から25日で19年となるのを前に兵庫県伊丹市で21日、追悼チャリティーコンサートが開かれた。主催者は「被害者の環境や事故への思いは毎年変わる。犠牲者の追悼とともに事故を振り返る場を用意し続けることが大切だ」と話す。  コンサートは伊丹市内の障害者支援施設で開かれ約60人が参加。運営する社会福祉法人と同県宝塚市のNPO法人が主催した。障害者らによるバンドは同NPO法人代表稲岡大介さん(44)が犠牲者追悼のために作曲した「せせらぎ」などを演奏した。  稲岡さんは「脱線事故はスピード社会が生んだもので、おだやかな社会に向けた願いを込めた」と曲への思いを語った。


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