マイクロソフト・フランス本社の看板=5月(AP=共同)

 米マイクロソフト(MS)のシステム障害によって、世界各地の交通や金融インフラがストップした。IT化で利便性が高まる一方で、情報システムにひとたびトラブルが起きると甚大な影響を受けるもろさが浮き彫りになった。米企業のセキュリティー製品のアップデートが原因との見方があり、ITジャーナリストの三上洋氏は「セキュリティー対策を進めていた企業ほど、影響を受けている恐れがある」と指摘する。

 焦点となっているのは米クラウドストライクの製品で、三上氏によると高い評価を集めていたという。多くの企業に採用され、影響は生活に密着した交通から病院まで多岐にわたった。

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