昨年12月に実施された東京都江東区長選をめぐり、戸別訪問で投票を依頼したとして、東京区検は19日、自民党の重松佳幸・前区議(39)と区内の無職男性(82)を公職選挙法違反の罪で略式起訴した、と発表した。

 発表によると、重松前区議と男性はともに昨年12月、区長選に立候補した大久保朋果・現区長への投票を依頼するため、区内の5人のもとを戸別訪問。男性については、区選挙管理委員会から投票管理者に選任されていながら、禁止されている選挙運動もしたとされる。

 重松前区議は、今回の問題で捜査を受けているとして今月16日付で区議を辞職した。

 昨年12月の区長選は、同4月の区長選をめぐって公選法違反(買収、有料ネット広告)の罪で有罪が確定した木村弥生・前区長の辞職に伴い、行われた。

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