福岡県水巻町で昨年6月、姉=当時(52)=を殺害し通帳を奪ったなどとして、強盗殺人罪などに問われた無職辻和美被告(52)の裁判員裁判論告求刑公判が19日、福岡地裁小倉支部であり、検察側は無期懲役を求刑した。判決は8月1日。  弁護側は今月5日の初公判で、姉を死に至らしめる暴行はしていないとして、強盗罪や奪った通帳で現金を払い戻したとする詐欺罪にとどまると主張していた。  起訴状によると、昨年6月2日、知人の岡村恵美被告(47)と共謀し、辻被告が姉つぐみさん宅で催涙スプレーを噴射した上、首を圧迫して殺害し、通帳と印鑑、軽乗用車を奪ったとしている。


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