松山市の国の重要文化財・松山城付近で発生し一家3人が死亡した土砂崩れを巡り、発生前に亀裂が確認された現場上部の松山城天守付近の道路で、2018年の西日本豪雨の際にも亀裂が生じていたことが19日、市への取材で分かった。

 愛媛大の専門家グループは同日、市内で現場調査の速報報告会を開催。グループは14~15日に調査を実施し、資料を市に提供した。資料では、表層には砂岩があるとみられ、斜面で「表層崩壊」が発生したとの見方を示している。

 土砂崩れは12日未明に起きた。松山城がある山の斜面が幅約50m、高さ約100mにわたり崩落。住民3人が犠牲になった。

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