19日午前9時半ごろ、北海道石狩市新港中央2丁目のバイオマス発電所の関係者から「施設が爆発した。屋根がとんでいる」「煙が見える」などと道警と消防に通報があった。

 現場は、工業団地内の「石狩新港バイオマス発電所」(石狩バイオエナジー合同会社)。間伐材や端材を乾燥・粉砕して小さく圧縮加工した「木質ペレット」を主な燃料に、年間約3・6億kWh(約11万世帯分)を発電する施設として、昨年3月に営業を始めていた。

 道警によると、発電所の一角にある燃料の受け入れ設備の建物に、木質ペレットを搬入中、爆発が起きたとみられるという。炎は上がらず、発電設備などほかの建物への大きな被害はなかった。

 この爆発で、関係者とみられる50代の男性1人が手や足にやけどを負った。

 道警は事故の原因を詳しく調べている。(新谷千布美、上保晃平)

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