レベル4 自動運転の小型バス 東京では初の運行始まる

「レベル4」の自動運転は、ルートや速度など特定の条件のもとで、ドライバーがいない状態で運行され、改正道路交通法の施行で去年4月に解禁されました。

東京都の公安委員会から運行の許可を受けて、都内では初めて18日から羽田空港に隣接する複合施設の敷地内で運行が始まりました。

車両は、10人乗りの小型バスで、添乗員も乗車したうえでおよそ800メートルの区間を時速12キロ以下で走行します。

視察など関係者向けの運行を続けたあと、来月をめどに一般の人の乗車も始める計画です。

運行を担う会社では、これまで全国17か所で運転手が乗車するレベル2の小型バスの運行を行っていますが、順次、レベル4に移行する計画を進めています。

BOLDLYの星野達哉部長は「地域の移動課題や、交通事業者にとっての人手不足、雇用問題と、さまざまな面で地域の課題解決に貢献できる。今後、この自動運転バスを全国に広げていきたい」と話していました。