生後間もない乳児の遺体を山中に遺棄したとして、福井県警坂井署などは18日、死体遺棄の疑いで、同県坂井市の無職藤倉幸子容疑者(40)を逮捕した。署によると、藤倉容疑者は「6月下旬に産み、遺棄した」という趣旨の説明をしている。署は司法解剖して死因の特定を急ぐ。

 逮捕容疑は、乳児の遺体を自宅近くの山中に埋めた疑い。17日午後、藤倉容疑者が署に自首し、署員が山中でタオルにくるまれた遺体を発見した。性別は不明という。

 藤倉容疑者の母親によると、容疑者は高校生の息子と2人で暮らしていたが、今月実家に戻った。母親は「当時住んでいたアパートで産み、パニックになったのではないか」と話した。

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