市川市の中馬茂被告(47)は、去年8月、隣に住む美崎明保さん(当時74)の顔や胸を蹴るなどして殺害したとして、殺人の罪に問われました。

これまでの裁判員裁判で、検察が懲役13年を求刑していたのに対し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。

17日の判決で、千葉地方裁判所の守下実裁判長は「被害者から長期にわたり暴言などを受けたが、高齢の被害者に対して一方的に暴行を繰り返して命を奪った結果は重大だ」と指摘しました。

そのうえで「警察などに事件を自供し、被害者に対して謝罪のことばを述べるなど、事件に向き合おうとしている」として、懲役9年の実刑判決を言い渡しました。

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