東京都中央区の路上で2014年、女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁は16日、会社役員の山縣秀彰容疑者(38)=中央区日本橋蛎殻町1丁目=を強姦(ごうかん)未遂容疑で再逮捕し、発表した。「性交する目的で無理やりやろうしたことは間違いない」と容疑を認めているという。

 捜査関係者によると、山縣容疑者は中央区日本橋のすし店「都寿司」の5代目店主。

路上で「飲み行かない?」

 久松署によると、逮捕容疑は14年6月27日午前0~2時ごろ、中央区の路上で通行中の30代女性にわいせつな行為をしたというもの。面識のない女性に「飲み行かない?」などと声をかけ、断られた直後に事件に及んだという。

 山縣容疑者は今年5月に通行中の別の女性にわいせつな行為をしたとして、6月に不同意性交容疑で逮捕、起訴された。この際に現場に残されたDNA型と14年の事件の遺留物が一致し、10年ごしの逮捕に至ったという。(長妻昭明)

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