SNSを通じて投資を勧めて金をだまし取ったとして、在留中国人らでつくる現金引き出し役「出し子」グループの5人が詐欺容疑で逮捕された事件で、警視庁は新たに中国籍の男1人を詐欺容疑で17日にも逮捕する方針を固めた。5人も同日、同容疑で再逮捕する。捜査関係者への取材でわかった。

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 警察庁によると、SNS型投資詐欺グループの一斉摘発は全国で初めて。

 新たに逮捕されるのは職業不詳で中国籍の30代の男=東京都台東区。再逮捕されるのはいずれも職業不詳の鷹野由美子(57)、中国籍の張彦博(ジャンイエンボー)(38)ら5容疑者。男と鷹野、張両容疑者はグループの中で指示役という。

 捜査関係者によると、容疑者らは別の人物たちと共謀して2022年11月~23年9月、LINEで青森県の50代女性ら5人に連絡し、計約1億1千万円を振り込ませるなどしてだまし取った疑いがある。

 鷹野容疑者ら5人は、昨年1~5月、LINEで茨城県の60代男性ら3人に連絡し、計約2550万円をだまし取ったとする詐欺容疑で6月に逮捕されていた。(福冨旅史、三井新)

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