福島第1原発(2022年撮影)

 東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水を浄化処理した後の放射性物質トリチウムを含む水の海洋放出で、東京電力は16日、通算7回目の放出を終えたと発表した。  東京電力によると、6月28日に開始し約7850トンを放出し、トリチウムの総量は約1兆3000億ベクレル。放出中に原発周辺の海水に含まれるトリチウム濃度が最も高かったのは、放出開始直後の28日に採水した1リットル当たり18ベクレル。放出基準は満たしているとしている。これまでの最高値は、5月3日に検出された29ベクレル。  海洋放出処分は昨年8月に開始し、昨年度は4回、本年度は3回実施した。次回は7月中か8月に放出を予定している。本年度は、残り4回実施する計画。(荒井六貴) 

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