スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)のフラガールに今春入団した60期生5人が5日夜、そろって舞台デビューを果たした。養成する常磐音楽舞踊学院に入学してレッスンを重ねてきた。再来年春に卒業して独り立ちするまで、ショーに出演しながら経験も積んでいく。

 夜のショー全18演目のうち、先輩たちと共に7曲に出演した。閉幕後のステージでは、先輩たちの前に並んで立ち、七夕にちなんで「どんなフラガールになりたいか」という抱負を短冊にして披露。「お客様の心に響くフラガール」(鎌田希海さん)、「明日への希望をお届けできるフラガール」(塚田夢乃さん)などと誓った。キャプテンのマーラエ穂里さんは「お客様を照らす光り輝く太陽のようなフラガールになってほしい」と激励した。

 その様子を客席から、それぞれの家族や友人、高校の後輩らが見守った。16年ぶりとなる双子でのデビューとなった峰岸桃花さん、美弥さんの父淳さん(50)は「小さい頃からなりたいと言っていたので、2人そろって夢をかなえることが出来てよかった」と話した。美弥さんは「あこがれのステージに立てて幸せ。感謝の気持ちでいっぱいです」。(西堀岳路)

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