10年前の2014年7月13日、北海道小樽市で海水浴をしたあと歩いて帰る途中だった4人の女性が飲酒運転の車にひき逃げされ、3人が死亡、1人が大けがをしました。

事件から10年となった13日、現場近くの海水浴場では警察官などおよそ30人が啓発活動を行い、訪れていた海水浴客に「あの日を忘れない」などと書かれたうちわやノンアルコールの飲み物を配って、運転する人は絶対に酒を飲まないようにと呼びかけました。

また、4人がはねられた現場では献花式が行われ、参列者は事件の発生時刻となった午後4時28分に全員で黙とうをささげたあと花を手向けて、亡くなった3人を悼み、飲酒運転根絶の誓いを新たにしました。

海の家で働く30代の男性は「一人一人が意識を強く持てるように店側からも声かけをしていきたいです」と話していました。

海水浴場を訪れていた20代の男性は「飲酒運転は人の命に関わることだと思います。飲んだら運転しないことを徹底していきたいです」と話していました。

小樽警察署の竹内哲署長は「飲酒運転の根絶は道半ばで、『このくらい』という甘い気持ちがあるのだと思う。啓発や取締りを地道に進めていきたい」と話していました。

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