3月、結果が公表された教科書検定では、101点が合格し、1点が不合格となったほか、「令和書籍」が申請した中学の歴史の教科書2点が合否が決定しない「未了」となりました。

文部科学省によりますと、「未了」の2点は合否の公表前に外部から具体的な記述の内容を含む通報があったということで、検定に関する情報が事前に漏れて手続きに不正常な状態が生じているとして、合否の決定が見送られる異例の事態となっていました。

その後、文部科学省が検定手続きを精査した結果、教科書会社側の不適切な情報管理などによって漏えいした事実は確認されず、審議への重大な影響もなかったとして、19日、2点の合格を発表しました。

「令和書籍」は作家の竹田恒泰氏が代表をつとめていて、2018年度の検定から中学の歴史の教科書を申請し、これまでに3回不合格となっていましたが、今回初めて合格となりました。

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