兵庫県の斎藤元彦知事らを内部告発した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡したことをめぐり、斎藤知事は12日夕、記者会見を開き、「県政を前に進めていくということ、そのために全力で力を尽くしていくということが私の責任の果たし方だ」として辞職を改めて否定した。

 同日午前には、側近で同県の片山安孝副知事が「県政に停滞と混乱を招いた」として、今月末で辞職する意向を表明。この際、片山氏は、斎藤知事にも辞職を求めたが、知事が応じなかったと明らかにしていた。 斎藤知事は12日夕の会見で、片山副知事から辞表を受け取ったと明らかにした。後任の副知事の選定については明言を避けた。

 その上で、斎藤知事は自身の辞職を改めて否定。「前回の選挙で多くの県民から、県政を前に進めてほしいという負託をいただいた。コロナ後の新しい兵庫に向けて、より県政を目指してということが私の方向だ」と述べた。

 一方で斎藤知事は、今回の問題における自身への批判を踏まえ、「県職員の皆様をはじめとするコミュニケーションが不足してたという点は、真摯(しんし)に受け止めなければならない」と反省の弁を口にした。

 それに対し記者団から、当選…

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