大阪地検トップの検事正在任中、抵抗できない部下に性的暴行を加えたとして検察当局は5日、弁護士の北川健太郎容疑者(64)=京都府=を準強制性交の罪で起訴し、発表した。関係者によると、逮捕後の調べに「同意があると思った」などと容疑を否認する供述をしていたという。

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 起訴内容は検事正だった2018年9月12日~13日、大阪市内の自身の官舎で、酒に酔った部下の女性に性的暴行を加えたというもの。関係者によると、北川容疑者は同僚らと飲食店で酒を飲んだ後、女性と官舎に行って飲酒を続けたという。

 大阪高検は6月25日に北川容疑者を逮捕し、捜査を進めていた。大阪地裁に裁判を起こすため、地裁に対応する大阪地検が起訴する形をとった。

 北川容疑者は1985年に任官して関西を中心に勤務し、最高検の監察指導部長や刑事部長などを歴任した。大阪地検検事正を最後に、定年まで3年を残して辞職。20年に大阪弁護士会に登録し、企業の社外取締役などを務めていた。

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