兵庫県議会の本会議で答弁する片山安孝副知事=6月

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、片山安孝副知事が辞職する意向を固めたことが12日、関係者への取材で分かった。近く辞表を提出する見込み。一連の文書問題で県政の混乱を招いた引責とみられる。

 斎藤氏は10日に県職員労働組合から事実上の辞職要求を受けたが、同日の定例記者会見で辞職を否定した。最側近である片山氏の辞意を受け、知事の責任を問う声がさらに高まるのは必至だ。

 元局長の男性は7日、死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。

 片山氏は2021年9月に副知事に就任した。

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