学校プールへの給水で教員による水の止め忘れが相次いでいることを受け、文部科学省は11日までに、民間業者への委託など教員の負担にならない管理体制の検討を求める通知を全国の教育委員会に出した。特定の教員に管理が任され、損害賠償責任を負う恐れがある中で勤務する状況は望ましくないとしている。

 通知は10日付。プールの管理業務が教員にとって過度な負担になっているケースがあると指摘。指定管理者制度の活用や水が自動で止まるシステムの導入、複層的チェック体制の構築などにより、特定の教員に任せきりにしない環境整備の徹底を要請した。

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