捜査状況をまとめた資料を外部に漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反罪に問われた元鹿児島県警巡査長藤井光樹被告(49)は11日、鹿児島地裁での初公判の被告人質問で、速やかな捜査書類廃棄を促す内部文書も併せて漏えいしたと明かし「警察組織を変えたかった」と意図を説明した。  文書は「刑事企画課だより」で、廃棄せずに保管していた捜査書類が、再審や国賠請求などで組織の利益にならないとの内容。藤井被告は弁護側の質問に「警察が本来あるべき姿からずれるのではないか」との疑問を抱いたと述べた。


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