11日午後1時半すぎ、宮古市の宮古西中学校から「理科の実験で体調不良者がいる」と消防に通報がありました。

宮古市教育委員会によりますと体調不良を訴えたのは中学2年生の生徒17人で、このうち頭痛や吐き気を訴えた男女3人が、病院に搬送されました。

消防によりますと3人はいずれも意識はあり、命に別状はないということです。

宮古市教育委員会によりますと、11日は2年生の理科の授業で硫化水素を発生させる実験をしていて、実験中は教室の窓を開け、扇風機を回して換気をしていたということです。警察などが実験の状況や体調不良の原因などを詳しく調べています。

宮古市教育委員会は「薬品の管理も含めて実験の時には十分に注意するよう指導してきましたが、このようなことが起きてしまい大変申し訳なく思っています。今後同様のことが起きないよう、再発防止策も含めてしっかりと学校に指導していきます」とコメントしています。

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