11日午前4時35分ごろ、静岡県の富士山富士宮ルートの「元祖7合目」と呼ばれる地点付近で60代男性が倒れているのを登山客が発見し、山小屋の従業員を通じて110番した。県警山岳遭難救助隊が5合目まで搬送したが、死亡が確認された。御殿場ルートでは別の男性が意識不明の状態で見つかり、同日、救助されたが、心肺停止状態となっている。

 県警によると、富士宮ルートで見つかった男性は1人で登山中だったとみられる。御殿場ルートでは8合目から山頂の間の登山道で見つかった。

 富士山の静岡県側は10日に山開きした。

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