2017年3月、那須町の茶臼岳で高校の山岳部が登山の訓練中に雪崩に巻き込まれ、生徒7人と教員1人が死亡しました。

11日は、県の教育委員会が当時高校1年生の息子を亡くした高瀬晶子さんを招いて宇都宮市で研修会を開き、この春、県内の高校などに赴任した教員およそ100人が出席しました。

高瀬さんは「皆さんには加害者にも被害者にもなってほしくない」と語りかけ、当時、教員が現地の情報を十分に収集せず活動を始めたとして「事故なんて起きないと思い込んで判断力を鈍らせないためにどうすべきかよく考えてほしい」と訴えました。

出席した教員の1人は「生徒の命を預かり、将来を奪うおそれがあることを改めて意識した。安全を管理するとともに、生徒が自分の身を守れるよう指導したい」と話していました。

講話のあと高瀬さんは「真剣に聞いてくれてありがたい。責任感と柔軟な考えを持って、尊敬される先生になってほしい」と話していました。

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