梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で、東北から西日本では11日、雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがある。東北や北陸では大雨の峠は越えつつあるが、これまでの大雨で地盤が緩み、少ない雨量でも土砂災害となる恐れがある。

 気象庁によると、前線は11日、西日本の南岸まで南下する予想で、11日夜にかけ警報級の大雨となる恐れがある。

 11日午前までに、山口県周南市では24時間降水量が196・5ミリ、島根県出雲市では48時間降水量が268・5ミリとなり、いずれも7月の観測史上1位の記録を更新する降水量となった。

 11日午前6時から12日午前6時までの24時間の予想降水量は多い所で、九州北部180ミリ▽関東甲信、近畿100ミリなどとなっている。九州北部の大雨は13日にかけても続く予報で、注意が必要だ。(宮野拓也)

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